【うつ病の克服体験談】仕事と家庭環境をきっかけにうつ病になりました

わたしは31歳の女性です。

うつ病にかかっていたのは25歳から30歳までの5年間です。

仕事と家庭環境のストレスがうつ病のきっかけだと思います。

私は当時、自宅でできる仕事をしていました。

自分の好きな時間帯に自分のペースで仕事ができる点はよかったです。

けれど仕事内容が好きなことやりたいことではなく、仕事をしていて楽しくありませんでした。

いやいや仕事をしているので、毎日どっと疲れていました。

また家族との仲が悪かったため、同じ家に住んでいるというだけでストレスでした。

引越しできればよいのですが、そのための費用がなかったためできず、我慢して暮らしていました。

何のために生きているんだろう

なぜ生きていなければならないんだろう

自分なんてこの世に居なくてもいいのに…

このように毎日考えていました。

ここにいるだけでつらいのです。

長生きをしたいという人が不思議で仕方がありませんでした。

こんなにも生きることが大変で、生きていると苦痛なことばかりなのに、なぜ長生きをしたいのか私にはわかりませんでした。

私は今日死んでもいいという気持ちでいつも生活をしていました。

栄養不足がうつ病の原因になることがあるそうなので、食事のバランスに気をつけていました。

特に摂取を意識した方がよい栄養素は、鉄分、葉酸、タンパク質です。

うつ病の人はセロトニンが不足しているといわれていて、セロトニンを作るためには鉄分やタンパク質が必要です。

うつ病の人は血中葉酸濃度が低いともいわれています。

そのため、こういった栄養素を摂取できるように、プロテインを飲んだり、野菜を意識してたくさん食べるようにしました。

どの本にも共通して鉄分不足とタンパク質不足が指摘されていました。

そのため、鉄分とタンパク質は特に意識して摂りました。

鉄分が不足すると貧血にもなって、疲れやすくなります。

鉄分を意識して摂取するようになってまず感じたのは、疲れにくくなったことです。

貧血が改善されてきたのかもしれません。

次第に前向きに考えられるようになり、いつしか元気になっていました。

うつ病になったことで人生について考えるようになりました。

これまではよい学校に入って、よい会社に就職して、高いお給料をもらえれば幸せになれると考えていました。

しかし、うつ病になって時間ができたことや、うつ病改善のためにさまざまな本を読むようになったことで、幸せとはそういったものではないことに気がつきました。

うつ病を克服してからは、自分が好きなことを自分が好きなようにやるようになりました。

それによって以前よりも生活が楽しくなりました。

自分がうつ病になったことで、うつ病の人のつらさがわかるようになりました。

現在、病院に通っていない人も含めて、うつ病の人は数万人といわれています。

身近にもうつ病の人がいるかもしれません。

自分が経験してそのつらさがわかるからこそ、うつ病の人の気持ちがわかりますし今ならその人たちの気持ちに沿った対応ができると思います。

今うつ病で苦しんでいる人の役に立てれられたらいいなといつも思っています。

うつ病で苦しんでいるときは、この病気は治らないと考えてしまうかもしれません。

しかし、必ず明るい未来がやってきます。

今はどうなるのかわからなくても諦めないでください。

今できないことがたくさんあっても、うつ病なのだから仕方がありません。

できることをやって、少しでも楽しく過ごしてみてください。

無理をしないようにして欲しいです。