【うつ病の克服体験談】職場の過剰なノルマをきっかけに心を病み始めました

わたしは48歳の男性です。

30代の時に3年ほど苦しみました。

上司から過度なノルマを課せられてしまったことが原因です。

勤務先の上司や同僚に恵まれずに、苦労を余儀なくされました。

何で私ばかりがという思いにさいなまれてしまったことも、つらい気持ちに拍車をかけました。

私自身が、仕事に向いていなかったのかもしれません。

けれど、生活を維持するためには仕事をやめるわけにはいきませんでした。

歯を食い縛ってでも、仕事はやめずに続けました。

自らに課さられた試練だと思ってやり過ごすようにしました。

本当に苦しい日々の連続でしたが、自らをドラマの主人公になぞらえるようにして奮い立たせるようにも努めました。

とにかく、自分自身のためにがんばるしかないと思ったのです。

けれど上司をはじめとした周囲の反応は冷ややかなものでした。

完全に孤立無援の状態でした。

なるべく自らのうつ病に対して、ポジティブに考えるように努めました。

家族がおらず誰にも相談できるような環境ではありませんので、開き直ることにも神経を注ぎました。

誰も助けてくれないという事実を真摯に受けとめることで、明日への活力源にしようとしました。

また、わたしを慕ってくれる後輩や同僚がいなかったわけではないので、いつ自分がいなくなってもいいように、彼らに対してのアドバイスは積極的に行いました。

これといって、特に医薬品やサプリメント、健康食品などを使ったことはありません。

また、占いやおまじない、修行などに行ったわけでもありません。

ただ目の前にある、課題を一つ一つ着実にこなすようにしていくことに注力しました。

相変わらず私に厳しい態度で臨んでくる上司や同僚たちの状況は変わりませんでしたが、知らず知らずのうちにわたしも、彼らに屈することなく対峙していました。

乗り越えたことは、わたしにとって大きな自信になりました。

以前であれば、簡単に断念してしまうようなことでも、諦めることなく、立ち向かうことができるようになった気がします。

また、強い者や権力者たちに対しても堂々とものがいえるようになりました。

正しいことやまっとうなことを貫き通すことが大事だと思えるようになりました。

一方、自分よりも立場の弱い人には、優しくなれました。

できることならば、生涯を健康に暮らせることが理想的です。

しかしなってしまったら、ポジティブな考え方を維持することが大事だと学びました。

周囲に対してあたり散らすのではなく、目の前にあることに全力で取り組むようにすることがポイントだとわかりました。

体当たりすることで見えてくるものがありました。

そういう意味では良い経験をしました。

否定的に考えることなく、前進してほしいと思います。

周りが手を差し伸べてくれるのを待つのではなく、自らがどんどん進むようにした方が良いと思います。

もちろん、上手く行くことばかりではないのも現実です。

そんな時にこそ、粘りが大事です。

必死にもがき苦しむことで、何かにたどり着くものです。

それが確固たる自信につながりますので、頑張ってください。