【うつ病の克服体験談】楽しい休暇から帰国後うつ病と診断されました

わたしは46歳の男性です。

35歳〜40歳の5年間うつ病に苦しんでいました。

都内で一人暮らしをして普通に生活していましたが、ストレスが溜まりはじめたので、夏の終わりに夏休みをとって、2週間程ギリシャに行きました。

ビーチと貸家を借り、周りにはあまり建物もない環境で、自由気ままに過ごしました。

朝起きてビーチで泳いでスーパーに行って食材を買って朝ごはんを食べ、海に行ってビーチに行って、夜はホテルのバーで飲んで夜中過ぎまで飲み明かしたりハメを外し、毎日ストレスがゼロな状態で暮らしていました。

帰国後グレーの大きなマンションに囲まれた幻想をいだき、渋滞に巻き込まれたバスから降りるときにめまいがし、病院に行ってうつ病であると判明しました。

だんだんとうつ状態が始まって、家を出る頃には、またグレーな街の中にある会社に出勤。

デスクに向かってパソコンとにらめっこして、毎日同じような仕事をこなし、これから老後まで同じことを繰り返してお金をもらうのかと考えるとゆううつでした。

息抜きといえばスポーツジムの25mプールで思いっきり泳ぐことでした。

ギリシャの海を思い出しながら、なんとかやり過ごしていました。

ろうやに入れられているような意識が常にあって、泳ぐのも淡々としたもので、むりやり疲れてストレス発散していました。

精神内科に行きアドバイスをもらい、頑張って楽しすぎた夏休みを忘れました。

今は日本にいるのだから今の暮らしが普通なんだと言い聞かせ、毎日のちょっとした楽しみを、大袈裟にすごく楽しいことのように考えました。

東京でしか楽しめない事をあえて探して、仲の良い友達となるべくあって、カフェでお茶をし楽しい話だけをして、楽しすぎた夏休みはほんの夢であって、ずーっとそこに未練を残さないように、東京なりの住み方を模索し、価値観のズレをなくすようにする事にしていました。

日本の生活をめいいっぱいに楽しむ事を探す毎日で、英会話を習ったりして、ふとひとりになってしまう嫌なタイミングをなるべく減らしました。

遠い将来に対して悲観的な空想や妄想をせず、今何ができて何が楽しい環境なんだろう？と辛いながら考えていました。

休日に1人になってしまうのを防いで、友達を自宅に沢山よんで、パワーティーをしたりして、楽しさを探しながら人とたくさん会うようにしました。

うつ病になる前は楽しいことを追いすぎて、現実世界から楽な方へ楽な方へすすみ、ストレス社会的から逃げることに精一杯でした。

でもそんな自分がうつ病だと自分では気が付かずに、なんだか胸がいたくなったりしていたので、何かおかしいと思い医者に解決策を見出してもらおうとしました。

薬を飲んでいるときは心の安らぎがありました。

けれど薬が切れてくると、早く次の薬の時間が来てほしいと願い、早く薬を飲んで辛い気持ちが消えるのを待つ生活でした。

うつ病が治ってからは、頓服のくすりを安全のためのお守りのように持っておきました。

薬のおかげでそのうち重い気持ちがなくなっていきました。

それまでは世の中の人々は仕事でストレスを溜めて、夜な夜な飲み歩いてよっぱらってストレスを発散して、なんだか辛そうだなと人ごとでした。

けれどいざ自分が落ち込むと、そういった世の中の歪みが感じられたり、多くの人は飲み歩いてストレスを軽減しているのかな？と他人の苦しさを共感できるようになりました。

仲間が弱っていたら、助ける気持ちで何気なく外に連れ出してあげて、なるべく話を聞いてあげて助けたりできるようになりました。

うつ病はだれでも何かのきっかけでなってしまう心の病気です。

つまらない単調な人生だと悲観する前に、楽しい事である趣味に没頭したり、仲の良い友達と一緒に過ごす時間をなるべく取れるようにしてください。

1人でいる事をなるべく避け、今与えられた環境が恵まれた人生だと考えて、暗く落ち込みながらネガティブに生活をみず、楽しい先の事を決めてどんどん楽しいイベントを考えて、自分の人生をちゃんと現実をみて、寂しさへの免疫を作ってください。

自分だけが悩んでいるとは思わずに、みんななにかしら悩みを持って助け合って生きていると感謝して、生きているだけでも幸せな事だと、何でもありがたがるといいと思います。

友だちはみな味方であると信頼して、いつでも正直に弱さもみせて、助けられたり助けたり仲良くやっていけば、いつのまにか薬は要らなくなり、自分のように悩んでいた自分を忘れられるかもしれません。

暇だと寂しくなるので、色んなイベントを自分から探してパーティーをしたり人生を楽しむことをおすすめします。