【不妊治療の悩み克服体験談】『不育症』と診断されました

その2年後33歳の時に不妊治療を始めました。

友達からの妊娠報告も辛く、素直におめでとうと言えない自分に嫌気がさしました。

半年経って「やっぱり子供が欲しい」と思い自分で排卵検査薬を試してみるもうまく行きませんでした。

子作りすることに躍起になってしまっていた時期でした。

不妊治療病院も考えましたがフルタイムで仕事を続けながら通う事ができるのか、という不安もありなかなか病院へ進む一歩が踏み出せなかったです。

通い始めて2度目のタイミング法を試みた時、妊娠する事ができました。

通い始めてすぐに妊娠できたことに喜びを感じましたが、2回目の妊娠でも初期流産してしまいました。

2回続けての流産「なぜ2回も連続で流産してしまったのだろう。なぜ私だけ」と悲しさでいっぱいになりました。

そのときが一番苦しかったですね…。

悲しみに蓋をするようにインターネットで原因を調べました。

「2回連続流産、流産しやすい人の特徴」等のワードで検索しては、時間がある時はずっとパソコンの前で調べていました。

そこで見つけたのは『不育症』である可能性でした。

今度は不育症についてインターネットで情報を集めました。

不育症の原因・治療法・検査方法・専門病院・体験談のブログを読込ました。

不妊治療の先生に自分の調べた情報を話して、不育症の検査を受ける事ができました。

そして血液凝固系異常があることが分かりました。

流産後最初のタイミング法で妊娠が判明しました。

流産後すぐに妊娠できると思っていなかったので、とにかく驚きと不安が大きかったです。

2度の流産で気持ちは落ち込み、情緒不安定になりワケもなく泣いたりする事が多かったです。

自分でも気持ちのコントロールができず苦しかったです。

しかし2度目の流産後は「子供が欲しい」という気持ちが湧き上がりエネルギーがありました。

何度流産しても子供が欲しい、家族が欲しいとゆう想いが私自身の中で確固たるものとなったのだと思います。

その強さが人間としても一つ成長させてくれたと思います。

しかし授かる事ができた今、この経験も無駄では無かったと思います。

今私は友人にも自分の経験を話すようにしています。

すると友人の中には「実は私も…」と言う子もいて個別に話をしています。

流産・不育症は、経験した人にしか分からない気持ちの変化、葛藤があります。

自分の経験した事が少しでも自分の大事な人達の役に立つのなら、この経験は無駄では無かったと感じています。

治療中は後悔と不安でいっぱいだと思います。

その中で治療を続けることは大変です。

治療に受け身になるといつまで経っても自分が納得できる形にはならないと思います。

自分から積極的に先生へ提案したりしながら治療を続けてほしいなと思います。