【不妊治療の悩み克服体験談】検査結果も年齢も問題ないのに妊娠せず焦りました

結婚して１年ちょっと経ってはじめました。

年齢は３１歳でした。

それから１年半ほど不妊治療し、その期間悩みながら過ごしていました。

しかし、具体的な問題がある場合はその治療を行う、という流れになりますが、問題がなかった自分たちは治療法が特になく、タイミング法を続ける、という形になりました。

その結果

『自分は妊娠することが出来るのか』

と悩みました。

また不妊治療が続くと

『本当に子供が欲しいのか？』『子供がいない場合の人生はどうなるのか？』

などの別の悩みが出てきました。

１年タイミング法を試し、そのあとはステップアップし人工授精を行いました。

けれど妊娠しないことに焦りを覚えました。

周りの友人や職場の同僚から妊娠、また２人目が出来たなどの報告があると、喜ばしい反面

「自分はどうして体に問題がないのに妊娠しないのだろう」

という気持ちになり自分を責めました。

またそのような報告があると、おめでとうと口ではと伝えるものの、裏では素直に喜べていない自分が嫌になりました。

先生がとても良い方だったので、年齢的な不安や精神的なことも聞いていただきました。

また自分でも不妊治療されている方のブログなどを読み、主人と話し合いタイミング法から人工授精にステップアップすることを決めました。

不妊治療はデリケートな問題なので、あまり友人（特に子供がいる人）や同僚に話さなかったのです。

けれど唯一話を聞いてくれる人がいたので、その人に話を聞いてもらうことで自分の中の気持ちの整理をしていました。

そしていつも優しく接してくれた先生や、検査などにも協力的だった主人に感謝の気持ちがあふれてきました。

また、妊娠したことはゴールではなくここから出産、さらには子育てが始まると思うと気が引き締まりました。

若い時は結婚すればそのうち妊娠し、出産し、子育てをするものだと思っていました。

けれど不妊治療を経験し

妊娠はしたいと思ったときにすぐ出来るものではない

ということを実感しました。

また当たり前と思っていたことは当たり前ではなく、その影で人知れず苦労している人や傷ついている人がいる、ということがあるということを知りました。

そのため周りに妊娠報告をする際など、相手の気持ちを考えておこなうようになりました。

また、授かった命を大切にしようという気持ちがより一層強くなりました。

悩みがあって良かったとは、正直思いません・・・。

悩みはなく、不妊治療もせず、自然に妊娠できるのが一番幸せなのではないかと思います。

お金も時間もかかる（しかも、いくら、いつまで、というのが分からないのが大きな不安です）不妊治療を続けるのはとてもストレスですし、夫婦関係に影響が出る人がいるのもわかるなと思いました。

ただ妊娠がわかった時の喜びは大きいですし、自然に妊娠するよりも、命のありがたさや大切しようという気持ちが強くなると思います。

不妊治療は原因があったりなかったり、正解がないものだと思います。

いつまでこれが続くのか、いくらお金がかかるかなど、不安でいっぱいだと思います。

お金と時間が許すのであれば、自分が後悔しないと思えるまで治療を頑張っていただければと思います。

でも、子供がいる人生が全てではありません。

子供がいない人生も、パートナーの方と明るく話し合う、そんな時間を持つのも良いと思います。