【うつ病の克服体験談】パワハラと仕事の責任感を感じてうつ病になりました

わたしは43歳の男性です。

30歳の時に1年間うつ病を患っていました。

上司からのパワハラと、仕事に対する責任感にものすごく悩まされた結果、うつ病と診断されました。

そのときわたしは会社で出世したばかりでした。

初めての役職とあってがむしゃらに頑張っていました。

その間、上司のパワハラを受けているとも気づかずに毎日精一杯仕事をしていました。

その結果体を壊してしまい、次第に精神的にも完全に病んでしまいました。

その後しばらく会社を休むことにしました。

そしてうつ病と診断され、会社も辞めました。

幸いにも当時はまだ独身だったので、貯金を崩したり、実家の両親からお金を借りてなんとか生活することが出来ました。

またお付き合いしている彼女がいたので、よくお世話になりました。

本当に感謝しています。

私自身はしばらくの間、ただただ何もやる気が起きなかったのが正直な気持ちです。

正直、最初の頃は治すどころか

自分がうつ病であることも

自分の状況も

考えられない心境でした。

しかし時間とともに、周りの人たちのおかげで元気を取り戻していきました。

また、両親をはじめ彼女からも懸命な応援や支えがあったので、何とかまた私も社会復帰したいと思うようになりました。

その結果少しずつ、外に出るようにしていきました。

また、前向きに物事を考えるようにしていきました。

そして本、特に自己啓発本などをたくさん読みました。

本に物凄く刺激を受け、少しずつ前向きになっていきました。

両親や彼女からです。

彼女は毎日のように私の自宅に訪れては世話をしてくれました。

ご飯をつくってくれたり、話をしてくれたりなど助けてくれて、本当に感謝しかありません。

また、私は本、主に自己啓発本を読むことによって元気になることが出来ました。

前向きに生きようと思えたのが、うつ病が治せたきっかけの一つだったと思います。

以前に比べ人との関わり方が変わりました。

以前は内向的であまり人とは必要以上に関わることを拒んでいましたが、今は人と必要以上に関わることを楽しめるようになりました。

特にその人が生きていると言う実感を沸かせることが出来るようになったのです。

社会復帰後はびっくりするくらい、社交的になれたように思えます。

その為以前とは違い人との交流が楽しくなり、人と飲みに行くことが多くなりました。

けれど人生何が起きるかわかりません。

しかし、経験したからこそ学ぶこともたくさんあります。

私がうつ病を経験したから成長できたと感じていることは、以前に比べ人への愛情が深くなったことです。

人と関わったことでうつ病にはなりましたが、今は人に対して逆に大きな気持ちで関わることが出来るようになりました。

全体的に人に対して愛情深くなったと思います。

自分がうつ病になったことがまず、一番の驚きでした。

けれど周りの人に支えられたおかげで立ち直ることが出来ました。

今うつ病で苦しんでおられる方も、必ず治るので頑張ってほしいです。

無理せずに少しずつで良いので前へ前へ…。

とにかく無理せずに、まずは治すことに専念してもらえたらと思います。