【うつ病の克服体験談】いじめと家庭環境が原因でうつ病になりました

わたしは20歳の女性です。

16歳のときに１年間うつ病を患っていました。

私の家庭は裕福ではなかったので貧乏を理由にいじめられていました。

そのとき周りに相談できる人が居なく、いつも一人で泣いていました。

家でも親が自分のことやお金のことなどで毎日喧嘩していました。

その頃学校にも行けない日が多くなり、先生に呼び出せれ事情を聞かれたことがありました。

しかし、今まで周りに相談したことのなかった私は、何から言えばいいか分からずに何を悩んでるか言い出すことができませんでした。

そして何も解決しないまま過ごしてるうちにどんどん家からでれなくなり、うつ病と診断されました。

特に夜は負の気持ちが強くなってしまい、何度も自殺しようとしました。

やらなきゃいけないと分かっているのに、何もやる気になれなかったり、食欲もなくなり、なんで生まれてきたんだろうとばかり考えていました。

私のためを思っていろいろ言ってくれる人もいましたが、全く耳に入らず、消えてしまいたい、そんなことしか思えなくなっていました。

うつ病で何もやる気は起きませんでしたが、このままじゃだめだと思い病院に行きました。

最初は中々話すことはできませんでしたが、ゆっくり自分のペースで話すようにしていました。

段々と話せるようになってからは、夜にちょっとした散歩や、買い物に行ったりしていました。

一番心がけていたことは、自分の好きなことを少しでもやることです。

料理をしたり、音楽を聴いたり歌ったりして、ストレスがなるべくたまらないようにしていました。

親にも協力してもらい毎日少しずつ、普通の生活に戻れるよう過ごしていました。

一番効果があったなと思うのは、たくさんの人と話したことです。

幸いにもうつ病になってから知り合う人たちはいい人ばかりで、みなさん私を馬鹿にすることなく話を聞いてくれました。

それからは段々と自分にも自信がつくようになり、笑えることが増えていきました。

その人たちと話してるうちに病院に通わなくても平気になりました。

うつ病のときは、毎日苦しくて本当にどん底にいる気分でした。

しかしうつ病を乗り越えてからは、嫌なことがあっても立ち向かえるようになりました。

なにより信頼できる人と出会えて本当に良かったと思っています。

自分に余裕ができたので、最近は悩んでる人を助けたいと思えるようにもなりました。

実際に自分がうつ病になって分かったことも沢山あるので、今度は悩んでる人にとって、私が信頼できる人になれるよう努力したいと思っています。

当時は苦しかったけれど、今こうして生きていられるのも、あの辛さを乗り越えたからと思えるようになりました。

そして、なんでも相談できる人に出会えて自分の思ってることも言えるようになりました。

両親も喧嘩をしなくなり、仲の良い家族になれたと思います。

うつ病のときのように一人で抱えることがなくなったので、人とのトラブルがなくなってきました。

はい。

今とても苦しいと思います。

でも少しずつ自分のペースで、できることから始めてみるのがいいと思います。

もう何もかも駄目だと思っても、生きていれば何か自分が変われるようなものや人が出てくると思います。

周りの人たちに訴えてみるのも今の状況を変える一つの手段です。

ぜひ少しの勇気を出してみてください。