【うつ病の克服体験談】仕事の激務と毒親が原因でうつ病になりました

34歳女性です。

25歳から28歳までの3年間うつ病を患っていました。

仕事が激務だったことに加え、両親が毒親だったので精神的に参ってしまいました。

毎日夜遅くまで残業が続き、それでも仕事が終わらなかったので自宅に持ち帰って処理していたんです。

その時は実家に住んでいたのですが、両親からは心配の言葉をかけられることは一切ありませんでした。

母親は、口を開けば私をなじったり言葉の暴力をふるいました。

私には姉がいるのですが、姉はいい年をして働かず、私にお金を請求してきました。

母親はそんな姉をとがめるどころか、私に姉が可哀想だからとお金を渡すよう言いました。

それらが続き、うつ病を発症しました。

その差がどんどん広がっていくにつれ、うつ病の症状も酷くなっていったように思います。

気持ちの浮き沈みが激しく、それを自分でコントロールをする力がありませんでした。

言葉ではなかなか言い表せないのですが、とにかく辛く苦しい時間でした。

死と隣り合わせだとよく言いますが、その意味がとてもよくわかる３年間でした。

気持ちが沈んだ時は死の先にあるものを悶々と考えていました。

まず家を出ることにしました。

うつ病を患っている状態での引っ越しは相当大変でしたが、とにかく毒親や姉から逃げなければならないと思いました。

私にそう忠告してくれたのは親友で、早く家を出るように促してくれたのがきっかけです。

家探しも友人が付き添ってくれ、無事に環境を変えることができました。

家族とは絶縁し、引っ越し先も教えませんでした。

一人暮らしをするようになると、少しずつ気持ちが安定してきました。

友人の協力があったからこそ実現できたと思います。

一番効果があったのは、環境を変えたことだと思っています。

また、私の場合は一人暮らしを始めてしばらくしてから恋人ができました。

その人にすごく支えられ、更に気持ちが明るくなっていきました。

徐々に行動的になった私は転職を考えるようになり、自分が今何をしたいかを真剣に考えました。

その結果、仕事を退職し、やりたい仕事に就くことができました。

その頃にはうつ病はほとんど完治していたと記憶しています。

あの頃は本当に頑張ったなと思います。

どん底にいた私に対して「辛かったね、頑張ったね」と抱き締めてあげたい気持ちです。

でもそんな風に思えるようになったのは、私の周りの温かい人達の支えがあってこそなので、感謝の気持ちでいっぱいです。

うつ病が酷かった時は、感謝の気持ちなんて持てなかったですし、自分を追い詰めることしかできませんでした。

でも環境を変えてからは病状がみるみるよくなり、何事にも積極的に取り組み、前向きに考えられるようになりました。

でもなってみて気付いたことは沢山あります。

今はうつ病になってしまうほど辛い目に遭っていたんだなと感じられるようになりました。

毒親育ちにはよくありがちなことですが、直ぐに自分が悪いと思ってしまいがちです。

自己肯定感が低く、存在意義を見出だすのが難しいです。

でもうつ病を患ったことで、悲鳴を上げていた体や心のSOSに気がつくことができました。

結果的にはうつ病に救われたのかなと思います。

うつ病を患うきっかけは色々で一概にはアドバイスできませんが、一番は自分を大切にしてください。

変えられるなら直ぐにでも環境を変えてください。

自分の命は自分でしか守れません。

ストレスを感じているものを排除することでうつ病はかなり回復すると感じています。

うつ病が完治すればまた一から始めれば良いので、とにかく今は自分を一番に考えてください。