【うつ病の克服体験談】サービス残業月１００時間のブラック会社でうつ病を発症しました

わたしは34歳の女性です。

23歳の時半年間、うつ病にかかっていました。

新卒入社した会社がブラック企業で、サービス残業が月100時間を超える生活にやられたのが原因です。

入社して翌月には残業時間が100時間を超えました。

慣れない仕事と新しい環境に心身ともに付いていくことができなくなりました。

周りの先輩も忙しすぎて殺伐としていてコミュニケーションも取ってくれなかったのがしんどかったですね…。

休日も仕事することが多く何のために生きているのかもわからなくなりました。

周りの同期が頑張っている姿と自分を比べまた落ち込みました。

なので他力本願ですか地震がおきて会社が倒れないかな、とか戦争がおきればいいなとか、日々どうやって死のうか考えていました。

仕事へのやる気もおきずただ与えられた仕事を淡々とこなすだけ、効率よく終わらせて早く帰ろうという気も起きなかったため毎日終電まで仕事をしていました。

社内の人との関わりも面倒でいつも一人でいました。

私の場合は医者から、仕事をしながら治すためには一時間ごとに10分休憩をとる必要があると言われました。

現実的に無理だったのですぐに仕事を辞めました。

それからは実家で3ヶ月休養していました。

とにかくまずは体を休めること、何も考えないようにしようと心がけ沢山睡眠を取りました。

それから漫画を読み漁り仮想世界へ没頭しました。

現実逃避をしたことでだいぶ気持ちが楽になりよかったですね。

その結果外出する気持ちが出てからは、自然を求め田舎へ一人旅をしました。

幸い実家暮らしだったため全く何もしなくても暮らすことができました。

体が回復してから、心配した弟がDSのシュミレーションゲームをプレゼントしてくれたので毎日それをしていました。

私がやっていたゲームは「ガールズコレクション」という、自分がアパレル店員になってお客さんを着せ替えていくゲームです。

元々ファッションが好きだったこともありかなりハマってまたファッションを楽しむ余裕も出てきました。

未来のことを前向きに考えることができるようになりました。

夢とか趣味を楽しみたいと思えるようになりました。

それまでは毎日死にたいと考えていましたが治ったあとはそんな風に考えることはなくなり、次の仕事は何をやろうかと前向きに考えることができるようになりました。

私は旅行が趣味で旅行会社に就職しました。

旅行は趣味として楽しんで、仕事は仕事として割り切って働こうと思いました。

けれどうつ病にならなかったらあのままブラック企業で働き続け、そのうちに別の病気になっていたと思います。

そうなる前に辞めるきっかけとしてうつ病になったのはよかったと思います。

それに、次に就職した会社ではプライベートも楽しめ、責任あるポストに就く事で仕事に対する自信がつきました。

あのまま働いていたらできなかった経験をすることができたので結果としてよかったと思っています。

うつ病真っ只中にいる間は前向きなことは考えられないと思います。

そこから抜け出す力も湧かずただ生きる毎日でしょう。

けれど本当に病気になる前に、本当に自殺してしまう前に抜け出す勇気を出してほしいです。

自分でぶつかるのが難しいなら誰かに相談してください。

行政機関でもいいと思います。

抜け出せばまた明るい毎日が待っていますから。